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【海外事例】自宅の駐車場を貸すだけで年収300万円?ロンドンに学ぶ「スペースシェア」という新常識
「うちの駐車場、平日の昼間はいつも空いているんだよな…」
「車は持っていないけど、マンションに駐車場が1台分ついていて、使わないまま管理費だけ払っている…」
あなたも、そんな風に「使われていない時間」のある駐車スペースを、ただ遊ばせてはいませんか?もし、その**「空き時間」が、年間数百万円もの大金に変わる**としたら、あなたはどうしますか?
今回は、イギリス・ロンドンで爆発的に広がっている、個人宅の空き駐車場を時間貸しする「スペースシェアリング」という、新しい副業の形をご紹介します。これは、土地活用における「所有」から「共有」への、大きなパラダイムシフトの物語です。
舞台は、駐車場不足に悩む大都市ロンドン
ロンドンのような世界有数の大都市では、駐車スペースの不足と、その料金の高騰が、常にドライバーたちの頭を悩ませる深刻な問題です。イベント会場や駅の周辺では、駐車場を探して何十分も彷徨うことも珍しくありません。
一方で、個人宅に目を向けると、そこには無数の「遊休資産」が眠っていました。日中、家の主が車で通勤している間の、空っぽのガレージ。週末、旅行に出かけている間の、空いた駐車スペース…。
この「駐車場を探しているドライバー」と「空いている駐車スペースを持つ個人」を、スマートフォンアプリで直接結びつける。そんな画期的なオンライン仲介サービス(YourParkingSpaceなど)の登場が、ロンドンの駐車場事情を、そして個人の副業の形を、劇的に変えたのです。
驚きの収益性:「1台分」が、家計を支える資産に変わる
この「自宅の駐車場貸しビジネス」が生み出す収益は、もはや「お小遣い稼ぎ」のレベルを遥かに超えています。
実際に報告されている事例は、驚くべきものばかりです。
- ロンドン市内のある住宅では、たった1台分の駐車スペースが、1年間で18,000ポンド(約320万円)以上の収入を生み出しました。
- ロンドン郊外のブリストル近郊でも、ある駐車スペースが年間約10,000ポンド(約180万円)を稼ぎ出しています。
英国全土で見ると、2024年には、ホームオーナーたちがこの駐車場貸しビジネスで得た収入の合計は、なんと950万ポンド(約17億円)にも上ったと報告されています。これまでただのコンクリートの塊だった自宅の駐車場が、家計を支える、極めて高収益な「資産」へと変貌を遂げたのです。
これは、利用者にとっても、正規のコインパーキングより最大で70%も安い料金で、しかも確実に駐車スペースを予約できるという大きなメリットがあり、まさにWin-Winの仕組みとして、社会に急速に浸透しています。
まとめ:日本の都市部こそ「スペースシェア」の宝庫
このロンドンの事例が、私たち日本の土地オーナーに教えてくれること。それは、土地活用は、必ずしも「建物を建てる」「長期契約で貸す」といった、大掛かりなものである必要はない、ということです。
あなたの資産の「使われていない時間」や「使われていない空間」を、必要としている誰かに、必要な時間だけ「シェア」する。その発想こそが、現代のテクノロジーと結びつくことで、新しいビジネスチャンスを生み出すのです。
日本でも、akippa(アキッパ)や特P(とくぴー)といった、同様の駐車場シェアサービスが、既に急速に普及し始めています。
- 都市部の自宅や、所有するマンションの空き駐車場
- 店舗や事務所の、営業時間外や休日の来客用駐車場
- 月極契約が決まるまでの、一時的な空きスペース
あなたの周りにも、そんな「隠れた収益源」が眠ってはいませんか?
初期投資はゼロ。スマホ一つで登録し、あとは予約が入るのを待つだけ。そんな、究極に手軽な土地活用を、あなたも今日から始めてみてはいかがでしょうか。